園だより
1月11日
あけまましておめでとうございます
今年もよろしくお願い致します。
2012年 1月
昨年は私たちにとっても皆さんにとっても大変な年になったと思います。私たちが生きるということに真剣に立ち向かわねばならない事態は、今を生きる我々にとって一生のうちに何回もあることでは無いと思います。天変地異が私たちの北の仲間を襲い、それに続く見えない恐怖が我々を疑心暗鬼にし、自分を守る手段を真剣に考えなくてはならなくなった時の焦燥感は計り知れないものとなりました。特に子どもたちを守る立場の幼稚園では、どのように対処すべきか決断を迫られたことはいうまでもありません。ましてや、幼い子どもを持つ母親にとっては何を信じていいのか自分自身の決断に戸惑いを感じることも多かったのではないかと心配しました。
まだまだ終息には至っていないこの問題ですが、これからも注意深く見守っていく必要と同時に、自分にとって何が本当なのかを見極める力も、今後試されるのではないかと思います。このことは、今を生きる私たちがあまりにも物事の本質を理解しようとしてこなかったということを反省し、少しでも本質を理解しようと努力を重ねることにほかならないのではと思います。
「絆」去年のキーポイントになる言葉です。「絆」の漢字は「糸」+「半」からできています。これは、人と人との関係においては、一方が相手の力加減に関係なく引っ張り合うと糸は切れてしまう。お互いが相手の力加減を考慮しながら繋がる結びつきと考えて良いのではと思います。
子どもの教育にしても同じように、子どもの力加減(子どもの気持ち)を無視して引っ張りすぎるとお互いの「絆」は時として切れてしまうのではと心配します。ましてや、幼児期には人間形成の基礎を培う大切な時期です。子どもたちを一人の人間として尊重し、自立の道を信じ、相手の気持ちを尊重することで生まれる「絆」を大切にしてもらいたいと願っています。私たち大人も子どもたちの手本となるべき生活を創るという意味も含め、人と人とが互いに相手の気持ちを気遣い合う「絆」改め考える時期にきたのかもしれません。
3学期は子どもたちにとっても私たち保育者にとっても一年の集大成の時期になりました。より良く育ってくれた子どもたちを次の学年や違う環境の教育機関に送り出さなければなりません。胸を張ってこの幼稚園生活を誇れるような学期にしたいと願っています。
園長 木都老克彦
