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園だより

10月31

  成長

 運動会、秋まつりと園の行事やお母さんの行事が目白押しの10月が過ぎようとしています。運動会では子どもたちが入園してからや進級してからの7ヶ月の成長を感じてくれたらと思っていました。年少の子どもたちは、「年少さーん」「はーい」と言っただけでお母さんたちから「かわいいーっ」と声があがり、年中のかけ声にはどよめきが、年長には歓声があがるなどそれぞれの学年で成長を感じてくれたのだと実感しました。

子どもたちにとって、2学期の生活の中で、自分とみんなという感覚をしっかりと感じることの出来る活動が運動会と言っても過言ではないでしょうか。それは、運動会後の子どもたちの姿からも実感出来ることが多々あります。今まで目立たなかった子どもが俄然はりきってあそぶ姿や、今まで泥だんご作りばかりしていた子どもが活発に動き回っている姿やおとなしいと思っていた子どもが運動会後に大きな声で仲間とあそぶ姿などからも感じることが出来ます。それぞれの子どもたちがこの運動会で主役になれたという感覚を覚え、自分とみんなということがしっかりと見えて来たのではないでしょうか。

 運動会が子どもたちの成長が見られる場だとすれば、秋まつりはお母さんやお父さんが主役になる活動ともいえるでしょう。秋まつり実行委員が立ち上がり、数ヶ月をかけてクラスや有志の調整や園側との交渉など、時間をかけて話し合ったり考えたりしながら「さゆり会」の目あてである「繋がっていく」ということをこの一日の為に長い時間をかけて育んでくれたことに感謝の気持でいっぱいです。秋まつり実行委員、クラス、それぞれの歩んで来たこの数ヶ月は皆が一つの目的に向かって一つずつ積み上げて来た成果だと思います。それは、平坦な道では無かったかもしれません。それぞれの価値観や経験の違いを乗り越えなければ達成出来なかったことかもしれません。でも、子どもたちが運動会で見せた「自分とみんな」という感覚を理解しようとするならば、私たち大人も負けていられません。子どもたちとは違った大人の感覚で、思いやったり、気遣ったり、理解し合ったり、それぞれの価値観をぶつけ合ったり、新たな気付きを発見したりしながら秋まつりへ向かうプロセスを乗り越えて来たのだと確信しています。

 子どもたちは運動会では「自分とみんな」という感覚を少なからず身につけました。これからは「みんなと自分」、みんなの中で自分はこうあるべきだ、こうすることがみんなの意思だ、だからこそ自分はこうした方がいいということを感じとる時期になるでしょう。より心の奥を耕すことが目あてになるのではと思っています。それぞれの学年でレベルは違いますが、しっかりと育っていってほしいと願っています。

                          園長 木都老克彦