enndayori10gatu

園だより

9月30日

運動会はたのしいな

 暑い日が続いたり急に寒くなったりと清々しい秋にすんなりと入っていかない今年の気候です。子どもたちにとって、1学期で蓄えた身体能力を遺憾なく発揮出来る運動会が目前に迫ってきました。園庭では子どもたちがのびのびと体を動かしてあそんでいる姿が見られ、園庭中に子どもたちの歓声が響いています。運動会の練習も何回かが過ぎ、子どもたちは練習とは思ってはいなで毎回運動会と思っている様ですが、運動会の楽しいイメージが子どもたちに浸透しているようにも感じます。

 子どもたちにとって体を充分に動かしてあそぶことは、体を創ることだけではなく友だちとの関係性やそれぞれの感情の育ちにも影響を及ぼしていることは、運動会後の子どもたちのあそびの変化や個人の育ちの変化にも現れてきます。それは、運動会へ向かう活動が訓練ではなく、本来子どもたちが持ち合わせている「おもしろさ」を共有出来る力が育って来たと見るべきでしょう。それぞれの学年で共有する力は変わっては来ますが、友だちとするとおもしろい、みんなで何かの目あてに向かうとおもしろい等、子どもたちが決して一人ではないということが園の生活の中で確認出来るようになったとも言えるのではないでしょうか。始めは、〜ちゃんとあそぶのがおもしろいから皆であそぶのがおもしろいへと発展していったのでしょう。

 年中の子どもたちと「氷りオニ」をやっています。氷!と言って胸の前で手を閉じるとオニは捕まえられなくなります。仲間が触れるまで氷のままじっと体をこわばらせて、触れてもらえると「ジュワー」と氷が融けてまた逃げられるあそびです。最初、子どもたちは氷のままじっとしていられずオニが側に来ると固まったまま少しずつ逃げていました。何回かやっているうちに仲間がタッチしてくれることに気付き、安心して固まっています。仲間が気がついてくれないと「おーい、氷のままだよ」といって声をかけています。年中ですので、そんなに長い間ルールに縛られてあそぶことは出来ませんが、友だちに助けられたり夢中になって追いかけたり追いかけられたりすることで、充分に体を使ってあそび、友だちを意識したあそびを展開出来るようになりました。年中なりの集団であそぶ楽しさが「やりたがり」を刺激し「氷りオニやろう」と毎日何人かの子どもたちが誘ってくれます。

 運動会は訓練ではありません。子どもたちが体を動かすことで充分に友だちと繋がり、心も体も発達していることを実感出来る場であると思います。普段のあそびの延長として運動会はあるべきで、子どもたちがまたやりたい、もっとやりたいと思うことが必要だと思います。喜びや楽しさが運動会当日の子どもたちの表情に現れ、共感出来ることを願っています。

                          園長 木都老克彦